サイト パフォーマンスについて

2010 年 5 月 3 日(月曜日)

速度がランキングのシグナルになるというお知らせを行いましたが、どこから手をつければよいかわからなかったのではないでしょうか。Google は、皆様との長期にわたり継続する関係と、レスポンシブなユーザー エクスペリエンスの実現を支援したいと考えています。先週、「The Need For Speed: Google Says It Matters」のプレゼンテーション動画を新たに公開しました。このプレゼンテーションでは、サイト パフォーマンスを把握するための最初の 3 つのステップが紹介されています。ヘッドフォンとポップコーンを用意して、ウェブサイトの所有権を確認し、プラグインをダウンロードすれば、直ちにサイト パフォーマンスがご満足いただける状態になります。

Q&A に関心があるだけでも大丈夫です。以下にご紹介します。

世界中のさまざまな地域からのサーバー応答時間を確認することはできますか?
はい。WebPagetest.org では、米国(東海岸と西海岸の両方)、英国、中国、ニュージーランドからのパフォーマンスをテストできます。

目標に設定する応答時間として適した値はどのような値ですか?
まず、競合サイトの速度が上回っている場合は、ご自身のサイトよりも競合サイトの方が、同じユーザー層に対して優れたユーザー エクスペリエンスをが提供できる可能性があります。その場合は、サイトの質、堅牢性、速度を改善することをおすすめします。それ以外の場合、Akamai による調査では、e コマースサイトの「許容」しきい値として 2 秒が示されています。参考情報として、Google では 0.5 秒未満の目標を掲げています。

プログレッシブ レンダリングはユーザーの役に立ちますか?
もちろんです。プログレッシブ レンダリングとは、すべてのコンテンツが一度に表示されるのを待つのではなく、利用可能なコンテンツをブラウザで段階的に表示できることです。これにより、ユーザーに提供される視覚的なフィードバックが速くなり、適切にコントロールしていると感じさせることができます。Bing は、ユーザーに対して視覚的なヘッダー(ロゴや検索ボックスなど)を迅速に表示し、利用可能になってから検索結果や広告を表示するという、プログレッシブ レンダリングのテストを行いました。Bing のテストでは、プログレッシブ レンダリングによって満足度が 0.7% 増加したことが確認されました。Bing は、機能の完全なロールアウトと比較してこのような改善が見られるとコメントしています。プログレッシブ レンダリング技術をサイトに実装するには、スタイルシートをページの最上部に配置します。すると、ブラウザは可能な限り早い段階でコンテンツの表示を開始できます。Page Speed プラグイン、動画、記事、ヘルプ フォーラムは、すべて code.google.com/speed/ でご確認いただけます。