Google ウェブマスター ツールと Google アナリティクスで「+1」の効果を確認できます

2011年7月14日木曜日

[この記事は、 Inside AdSense ブログ とのクロスポストです。]

先日世界中でリリースした +1 ボタン は、 自分の信頼している人たちとインターネット上でつながりやすく (英語。日本語字幕付き)することを目指しています。あるユーザーが +1 ボタンを押すと、その情報はそのユーザーにつながっている友人達の間で共有され、検索結果に表示されます。そうした友人間のおすすめ情報は、きっと検索結果からどのサイトを閲覧しようかを決める際の貴重な参考となるでしょう。つまり、+1 ボタンによって、友人達があなたのサイトについてあなたに代わりおすすめしてくれることになります。

しかし、サイトを運営するウェブマスターのみなさまにとってこのような新しい機能の効果は、測定してはじめて分かることもあるでしょう。そこでこの度、+1 ボタンをサイトに導入した効果を測定するための機能をリリースしました。

トラフィックへの影響を測る 3 つの指標(ウェブマスター ツール)

まず、 Google ウェブマスター ツール の +1 統計情報では、+1 ボタンがサイトへのトラフィックにどう影響しているかを確認できます。
  • 検索への影響 では、検索結果からの集客に「+1」がどう影響しているかを確認できます。+1 による友人からのおすすめ情報が検索結果にある場合とない場合とで、クリック数や表示回数を比較できますので +1 ボタンを押された場合にクリック率が変化しているかどうかがわかります。クリック率の変化の統計は、比較が行えるだけの表示回数がある場合のみ表示されます。
  • アクティビティ は、サイト内、あるいは他のページ(Google 検索など)で、あなたのページに対し何回 +1 ボタンが押されたかが表示されます。
  • 最後に、 対象 にはページの +1 ボタンを押した Google ユーザーの地域情報やユーザー情報が表示されます。プライバシー保護のため、一定以上の人数のユーザーが +1 ボタンを押した場合にのみ、この情報は表示されます。
レポートを表示するには、ページの左側にある [+1 統計情報] メニューからご利用ください。Google ウェブマスター ツールで認証手続(サイトの確認)をしていない場合は、 こちらの手順 を参照して Google ウェブマスター ツールへサイトの登録をしてください。

共有の効果を測る 3 つのソーシャル指標(Google アナリティクス)

Social Plug-in Analytics in Google Analytics (英語)を利用すると、+1 ボタン以外の方法でコンテンツが共有されている場合についてもその効果を確認することができます。Google アナリティクスの JavaScript を設定すれば、ソーシャル セクションのエンゲージ レポートから、ページで行われている様々なソーシャル上での共有(+1 ボタンのクリック、Twitter のつぶやきなど)を比較することができます。
  • エンゲージ レポート では、+1 ボタンのクリックやその他のソーシャル上での共有を行った訪問者について、サイトでのパフォーマンスがどのようなものだったかを確認できます。この機能を使用すれば、たとえば、ページを訪問して +1 ボタンをクリックしたユーザーが、クリックしなかったユーザーよりも長時間サイトに留まっているかなどを判断することができます。
  • アクション レポート では、サイトに対して行われたソーシャル上での共有の数(+1 ボタンのクリック、Twitter のつぶやきなど) をソーシャル サービスごとに確認できます。
  • ページ レポート では、ページごとにソーシャル上で共有された回数を比較し、どのページが最も共有されているかを確認できます。
Google アナリティクスの最新トラッキング コードをデフォルトの状態で使用している場合、 サイトに +1 ボタンを追加 すると、あなたのアカウントで 自動的に「+1」の Social Plug-in Analytics が有効になります。また、簡単な手順で、 他のサービスの Social Interaction Analytics を有効にする (英語)こともできます。

ソーシャル 関連のレポートはまだ始まったばかりです。ますますインターネット上でソーシャルなサービス、共有が盛んになっていく中で、この新しいレポートが皆様のビジネスのお役に立つことを期待しています。ぜひ「+1」をご活用ください!