2012年8月31日金曜日
Google 検索の誕生以来、世界中のウェブマスターの皆さんが問い続けてきたことがありました。「私のページは Google の検索インデックスに登録されているだろうか?」というものです。ウェブマスター ツールの新機能である
インデックス ステータス
によって、ついに、その問いにお答えできる時がきました。インデックス ステータスは、皆さんのサイトから何ページが Google のインデックスに登録されているのかを、それが 1 ページであっても 100 万ページであっても、表示します。
インデックス ステータスは、 [健全性] メニューの下にあります。 [インデックス ステータス] をクリックすると、下のようなグラフが表示されます。
ここには、現時点でインデックスに登録されているページ数が示されます。上部には現在の総数、グラフには過去 1 年間までのデータが表示されます。
インデックスに登録されたページの総数が順調に増えていれば、問題はありません。皆さんのサイト上の新しいコンテンツが Google によって発見され、クロールされ、インデックスに登録されていることを確認するのにはこれで十分でしょう。
しかし、皆さんの中には、もう少し深く掘り下げなければならない問題を発見する方もいらっしゃるかと思います。そこで、この機能に [詳細] タブを追加しました。上部のボタンをクリックすると、下のような画面が表示されます。
[詳細] セクションでは、インデックスに登録されたページの総数だけでなく、クロール済みページの累積数、robots.txt によってブロックされており、クロールされないことが分かっているページの数、さらに、Google の検索結果の表示対象に選ばれなかったページの数が表示されます。
これらの数は、いずれも合計数であることにご注意ください。例えば、6 月 17 日にインデックスに登録されたページの総数が 92 だった場合、それはその時点で合計 92 のページがインデックスに登録されているという意味で、その日だけで 92 のページがインデックスに追加されたというわけではありません。特に、運営期間の長いサイトの場合、クロール済みのページ数は、インデックスに登録されたページの総数と比べて非常に大きな数になっていることがあります。
こういったデータはすべて、インデックスに関連する様々な問題の確認、解決に役立てることができます。例えばコンテンツの一部が Google の検索結果に表示されなくなった場合、グラフを確認することで、急激な減少がないかどうか、確認することが可能です。そして、noindex メタタグの使用によってサイト全体にまたがるエラーをあなたが引き起こしており、検索結果にあなたのサイトが表示されなくなっていることにも気づくことができるでしょう。
もう一つの例をご紹介します。サイトの URL 構造を変更した際、Google が提示している サイトの移転に関する推奨事項 に従っていない場合は、「未選択」の数が急増することがあります。このようなケースでは、リダイレクトまたは
rel=”canonical” タグを適切に設定することで、インデックス登録の対象範囲を増やすことができるでしょう。
インデックス ステータスによって、Google によるインデックス選択プロセスの透明性が増し、ご自身のサイトのインデックス上の問題を発見、修正する際のお役に立てればと思います。
この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、 ウェブマスター ヘルプフォーラム までお寄せください。
Posted by Kristen Dwan , Victoria Shan and Javier Tordable , Webmaster Tools Team
インデックス ステータスは、 [健全性] メニューの下にあります。 [インデックス ステータス] をクリックすると、下のようなグラフが表示されます。
ここには、現時点でインデックスに登録されているページ数が示されます。上部には現在の総数、グラフには過去 1 年間までのデータが表示されます。
インデックスに登録されたページの総数が順調に増えていれば、問題はありません。皆さんのサイト上の新しいコンテンツが Google によって発見され、クロールされ、インデックスに登録されていることを確認するのにはこれで十分でしょう。
しかし、皆さんの中には、もう少し深く掘り下げなければならない問題を発見する方もいらっしゃるかと思います。そこで、この機能に [詳細] タブを追加しました。上部のボタンをクリックすると、下のような画面が表示されます。
[詳細] セクションでは、インデックスに登録されたページの総数だけでなく、クロール済みページの累積数、robots.txt によってブロックされており、クロールされないことが分かっているページの数、さらに、Google の検索結果の表示対象に選ばれなかったページの数が表示されます。
これらの数は、いずれも合計数であることにご注意ください。例えば、6 月 17 日にインデックスに登録されたページの総数が 92 だった場合、それはその時点で合計 92 のページがインデックスに登録されているという意味で、その日だけで 92 のページがインデックスに追加されたというわけではありません。特に、運営期間の長いサイトの場合、クロール済みのページ数は、インデックスに登録されたページの総数と比べて非常に大きな数になっていることがあります。
こういったデータはすべて、インデックスに関連する様々な問題の確認、解決に役立てることができます。例えばコンテンツの一部が Google の検索結果に表示されなくなった場合、グラフを確認することで、急激な減少がないかどうか、確認することが可能です。そして、noindex メタタグの使用によってサイト全体にまたがるエラーをあなたが引き起こしており、検索結果にあなたのサイトが表示されなくなっていることにも気づくことができるでしょう。
もう一つの例をご紹介します。サイトの URL 構造を変更した際、Google が提示している サイトの移転に関する推奨事項 に従っていない場合は、「未選択」の数が急増することがあります。このようなケースでは、リダイレクトまたは
rel=”canonical” タグを適切に設定することで、インデックス登録の対象範囲を増やすことができるでしょう。
インデックス ステータスによって、Google によるインデックス選択プロセスの透明性が増し、ご自身のサイトのインデックス上の問題を発見、修正する際のお役に立てればと思います。
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Posted by Kristen Dwan , Victoria Shan and Javier Tordable , Webmaster Tools Team