2016 年 9 月 30 日(金曜日)
Google ウェブマスター セントラルでは、ここ数週間にわたって、Accelerated Mobile Pages を詳しく紹介する記事を投稿してきましたが、お役に立ちましたでしょうか。一連の投稿では以下のような話題を取り上げました。
- AMP とは
- Accelerated Mobile Pages を始めるには
- Google Search Console をサイトの AMP 化にも活用しましょう
- Accelerated Mobile Pages の問題を効率的にチェックするには
- 顧客のサイトを AMP 化するための 8 つのヒント
- AMP ページにアナリティクス コードを設定する方法
- AMP ページに Google 広告を設定する方法
また、Google 検索で AMP を使用し始めるにあたって、さまざまな質問がウェブマスター フォーラムに寄せられています。ここでは、特に寄せられることの多い質問を取り上げます。
Q: サイトに追加する AMP ページの作成を検討しています。AMP にはどのようなメリットがありますか。また、どのようなサイトやページが AMP に適していますか。
ユーザーは待つのが嫌いです。コンテンツがすばやく読み込まれることを望んでいます。AMP 形式を使用してモバイル デバイスにコンテンツをすばやく読み込むことで、サイトやページの魅力をさらに高めることができます。ある調査によると、コンテンツの読み込みに 3 秒以上かかると、40% のユーザーが他のページに移動することがわかっています。The Washington Post では、AMP の採用により記事の読み込み時間を 88% 短縮した結果、モバイル検索からのリピーターが 23% 増えました。
AMP 形式は、あらゆるタイプの静的なウェブ コンテンツ(ニュース、レシピ、映画情報、製品ページ、レビュー、動画、ブログなど)で大きな効果を発揮します。
Q: Search Console にログインすると、すでに問題を解決したはずの AMP ページのエラーが表示されます。これらのエラーがまだ表示されるのはなぜですか。
これは、AMP ページに加えた変更が Search Console に反映されるまでに 1 週間ほどかかることによるものです。詳しくは、こちらの投稿(英語)をご覧ください。Google の Webmaster Trends Analyst、John Mueller が、Search Console の待ち時間の問題について解説しています。
Q: 作成した AMP ページが Google 検索に表示されません。どうしたらよいですか。
Google 検索に表示されるのは、有効な AMP ページのみです。新しいコンテンツが常に有効であることを確認しましょう。AMP ページが有効かどうかを確認するには、AMP HTML Web Validator、Chrome または Opera の拡張機能、cron ジョブなどによる自動処理を使用してください。
また、基本的には、AMP ページに schema.org 構造化データを含めることをおすすめします(JSON-LD を推奨)。特にニュース パブリッシャーの場合は重要で、有効なマークアップ プロパティが含まれているニュース コンテンツは、Google 検索の検索結果のトップニュース内に表示される可能性があります。構造化データをテストするには、構造化データ テストツールをお試しください。
他にご不明な点などございましたら、下のコメント欄または Google+ の Google ウェブマスター コミュニティからお問い合わせください。フィードバックもお待ちしています。質問がある場合は、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿してください。