Chrome の HTTP 接続におけるセキュリティ強化に向けて
2017年7月21日金曜日
この記事は Chrome セキュリティ チーム、Emily Schechter による Google Online Scurity Blog の記事 "
Next Steps Toward More Connection Security
" を元に翻訳・加筆したものです。また、Google Developers Japan ブログに
投稿された記事
のクロスポストです。詳しくは元記事をご覧ください。
Google は 1 月に、Chrome で HTTP ページの接続セキュリティが通知される方法の改善に
着手しました
。Chrome では現在、パスワード フィールドまたはクレジット カード フィールドがある HTTP ページを「Not secure」とマークしています。2017 年 10 月からは、新たに 2 つの状況(ユーザーが HTTP ページにデータを入力した場合と、HTTP ページに
シークレット モード
でアクセスした場合)において「Not secure」の警告が表示されるようになります。
Chrome 62 での HTTP ページの扱い
HTTP サイトを安全でないと明示するという Google の計画
は、段階的により幅広い基準に基づいて進められる予定です。
Chrome 56 での変更
以来、PC からパスワード フォームまたはクレジット カード フォームがある HTTP ページにアクセスする割合は 23% 減少しました。今後は、さらに対策を講じていきます。
秘密にする必要のあるデータは、パスワードとクレジット カードの情報だけではありません。ユーザーがウェブサイトに入力するあらゆる種類のデータに対して、ネットワーク上のその他のユーザーがアクセスできないようにする必要があります。そのため、Chrome バージョン 62 以降では、ユーザーが HTTP サイトにデータを入力すると、「Not secure」警告が表示されます。
Chrome 62 でユーザーがデータを入力したときの HTTP ページの扱い
ユーザーが Chrome のシークレット モードで HTTP ページを閲覧する場合、プライバシーが確保されていると考えられるかも知れませんが、HTTP ページの閲覧は、ネットワーク上の他のユーザーに対して非公開になっているわけではありません。そのため、Chrome バージョン 62 では、シークレット モードで HTTP ページにアクセスする場合も警告が表示されます。
最終的には、シークレット モードではないときも、すべての HTTP ページに対して「Not secure」警告を表示する予定です。今後のリリースが近づいた際にアップデートを公開しますが、HTTPS への移行はできる限り早く進めてください。HTTPS は
今までになく簡単かつ安価に導入できるようになっており
、HTTP では実現できない最高のパフォーマンスや強力な新機能を提供します。導入にあたっては、Google の
セットアップ ガイド
をご確認ください。
Posted by
Eiji Kitamura - Developer Relations Team
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最終更新日 2017-07-01 UTC。
[null,null,["最終更新日 2017-07-01 UTC。"],[[["A new blog post has been published but is only available in languages other than English."],["The blog post can be accessed in various languages including Brazilian Portuguese, Hindi, Indonesian, Russian, Simplified Chinese, Thai, Traditional Chinese, Turkish, and Vietnamese."],["Readers can find links to the translated versions of the blog post on the page provided."]]],["A blog post, published on September 1, 2017, is available in nine languages: Brazilian Portuguese, Hindi, Indonesian, Russian, Simplified Chinese, Thai, Traditional Chinese, Turkish, and Vietnamese. The blog post has not been translated into English. Each language version has a corresponding URL, enabling access to the content in each respective language.\n"]]