2020 年 7 月 3 日(金曜日)
ユーザーの皆様のご協力により、Google は日常的に数百件単位のスパムレポートを受け取っています。スパムレポートの大半は手動による対策で処理されることになりますが、それらは Google で行われる手動による対策のほんの一部にすぎません。手動による対策のほとんどは、Google の社内チームがスパムの検出や検索結果の改善を目指して定期的に実施する作業によるものです。Google は、スパムレポートをスパム検出アルゴリズムの改善のみに利用しています。この取り組みについてより明確に示すため、このたび、品質に関するガイドラインを更新いたしました。
スパムレポートは大変重要な役割を果たしています。Google の自動化されたスパム検出システムではカバーできていない恐れがある部分を明らかにできるからです。個別の URL やサイトに対して手動による対策をとることもありますが、ほとんどの場合、自動検出システムに内在する問題を修正する方がはるかに大きな影響があります。
理論的には、自動化システムが完璧であればすべてのスパムを捕捉でき、システムでレポートを生成する必要は一切なくなります。しかし、実際にはスパム検出システムがうまく機能していても常に改善の余地があり、スパムレポートはその改善を行うための大変重要なリソースになっています。スパムレポートには情報が集約されており、スパム行為のあるコンテンツのトレンドとパターンを分析してアルゴリズムの改善に役立てることができます。
全体としてみれば、検索結果にスパムが表示されないようにするには、ウェブ上のコミュニティで質の高いコンテンツが作成され、検索結果のランキングにその質の高さが反映されるようにすることが最善の方法です。検索とその結果の生成を改善するために Google が行っている取り組みについて詳しくは、検索の仕組みのサイトをご覧ください。コンテンツの所有者と作成者の方は、Google ウェブマスターのリソースを利用して、検索結果に反映されやすい質の高いコンテンツの作成方法を確認することもできます。Google のスパム検出システムは通常のランキング システムと連携しており、スパムレポートを元に、この両方のシステムの改善を今後も続けていきます。スパムレポートに関する皆様のご協力に感謝いたします。
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