2020 年 8 月 11 日(火曜日)
数週間前、今回はリッチリザルトと Search Console をテーマに、Webmaster Conference Lightning Talks が開催されました。その際のライブチャットでは、多くの視聴者の方からご質問を頂きました。できる限りその場で回答したのですが、私たちのタイピング スピードではすべてにお答えすることができませんでした。そこで、頂いたご質問についてのフォローアップをこのブログ投稿で行うことにしました。
動画を見逃した方は、下記でご覧いただけます。動画では、リッチリザルトの利用を開始する方法と、Search Console を使って Google 検索での見え方を最適化する方法を説明しています。
リッチリザルトと Search Console に関するよくある質問
サイトに構造化データを実装すると、競合他社のサイトよりも上位にランキングされますか?
構造化データ自体は一般的に、ランキング向上につながる要素ではありません。ただし、構造化データがあると Google がページの内容を理解しやすくなるため、関連性がある場合に表示されやすくなったり、さまざまな検索機能の対象になったりします。
e コマースのカテゴリページで使用するのにおすすめの構造化データはどれですか?
カテゴリページで商品をマークアップする必要はありません。商品をマークアップするのは、ページの主たる要素が単一の商品である場合のみです。
構造化データにはどのくらいの量のコンテンツを含めればよいですか?その量に上限はありますか?
ページに実装できる構造化データの量に上限はありません。ただし、一般的なガイドラインを確実に遵守してください。たとえば、マークアップの対象コンテンツは常にユーザーに表示され、ページの主たる内容を表している必要があります。
「よくある質問」のクリック数と表示回数は、正確には何に基づいていますか?
「よくある質問」(FAQ)のページには、特定のトピックに関する質問と回答の一覧を掲載します。「よくある質問」のページを適切にマークアップすると、検索結果にリッチリザルトを表示し、Google アシスタントのアクションで対応できるようになります。これにより、想定するユーザーにリーチしやすくなります。このリッチリザルトには、よくある質問のスニペットが含まれており、ユーザーは質問に対する回答を開いたり閉じたりできます。Search Console では、このようなリッチリザルトが検索結果に表示されるたびに表示回数としてカウントされ、ユーザーがクリックしてウェブサイトにアクセスした場合にクリック数としてカウントされます。なお、検索結果を開いたり閉じたりするためのクリックは、ユーザーがウェブサイトにアクセスするためのものではないため、クリック数としてはカウントされません。「よくある質問」のリッチリザルトに対する表示回数とクリック数は、検索パフォーマンス レポートの [検索での見え方] タブで確認できます。
クチコミのホストサイトが作成したクチコミがリッチリザルトに表示されることはありますか?
クチコミを、その対象となる企業やコンテンツ プロバイダが書いたり提供したりすることは禁じられています。Google のクチコミ抜粋のガイドラインでは、「評価は、ユーザーから直接入手する必要があります」とされています。企業自身が書いたクチコミの公開はガイドラインに違反しており、手動による対策が実施される可能性があります。
Google では使用されないスキーマタイプがありますが、それらも使用すべきなのはなぜですか?
Google は多くのスキーマタイプをサポートしていますが、他社の検索エンジンではその他のタイプを使用してリッチリザルトを表示する場合があります。実装をおすすめするのはそのためです。
検索結果に以前表示されたリッチリザルトが表示されないことがあるのはなぜですか?
Google のアルゴリズムは、さまざまな要因(検索履歴、位置情報、デバイスのタイプなど)に応じて検索結果を調整し、ユーザーにとって最適と思われる検索エクスペリエンスを生み出します。また、ある機能が別の機能より適していると判断することもあれば、通常の青色リンクが最適であると判断することもあります。リッチリザルトのステータス レポートを確認して、有効な項目の数の減少やエラー数の急増が見られない場合は、実装に問題ありません。
動的に生成された構造化データを確認するにはどうすればよいですか?
構造化データの実装をチェックするための確実な方法は、Search Console で URL を検査することです。これにより、特定のページの、Google のインデックスに登録されたバージョンの情報を取得できます。公開ツールのリッチリザルト テストを使用して確認することもできます。これらのツールで構造化データが表示されない場合、マークアップは機能していません。
WordPress で構造化データを追加するにはどうすればよいですか?
構造化データを追加するためのさまざまな WordPress プラグインが利用可能です。また、テーマ設定もご確認ください。一部のタイプのマークアップがサポートされている場合があります。
構造化データ テストツールのサポート終了に伴い、リッチリザルト テストは Google 検索でサポートされない構造化データをサポートするようになりますか?
リッチリザルト テストは、Google 検索でリッチリザルトをトリガーする構造化データをすべてサポートします。Google が他の構造化データタイプに対応する新たな機能を追加する際には、リッチリザルト テストにもそのサポートを追加します。Google は、構造化データ テストツールのサポート終了を準備する一方で、汎用ツールを Google の外部でサポートする方法を調査する予定です。
引き続きご注目ください
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