2020 年 11 月 24 日(火)
ウェブサイトの所有者が Googlebot によるサイトのクロール状況をさらに簡単に把握できるように、Search Console でクロールの統計情報レポートの新しいバージョンがリリースされます。
新しいクロールの統計情報レポートでは、次の新機能をご利用いただけます。
- レスポンス コード、クロールされたファイルの形式、クロールの目的、Googlebot の種類によってグループ化されたリクエストの合計数。
- ホストのステータスに関する詳細情報
- リクエストが発生したサイト内の場所を示す URL の例
- 複数のホストが存在するプロパティの包括的な概要と、ドメイン プロパティのサポート
時系列グラフ
クロールの統計情報レポートを使用すると、ウェブサイトの所有者は Google のクロールデータの合計と時系列グラフ(合計リクエスト数、合計ダウンロード サイズ、平均レスポンス時間)を確認できます。
クロールデータのグループ化
新しいバージョンのレポートでは、レスポンス、取得した URL のファイル形式、クロール リクエストの目的、Googlebot エージェントによって分類されたクロール リクエストのデータも表示されます。各形式の URL の例を確認するには、グループ分けされた表内の行をクリックします。
ホストのステータスの問題に関する概要および詳細な情報
レポート内のホストのステータスの詳細では、サイトの過去 90 日間の Google への公開状況を確認できます。
複数のホストが存在するドメイン プロパティの場合は、レポートの概要ビューに表示されている各上位ホストのステータスを確認できます。これにより、ドメインのすべてのホストのパフォーマンスを 1 か所で評価できます。
まとめると、新しいクロールの統計情報レポートは、Googlebot によるサイトのクロールの詳細を理解するのに役立ちます。
- 時系列グラフで Google のクロール履歴を確認する
- サイトによって返されたファイル形式とファイルサイズを確認する
- 例のリストでクロール リクエストの詳細を確認する
- ホストのステータス ビューでサイトの可用性に関する問題を追跡する
この新しいデータを有効にご活用いただければ幸いです。レポートについてご不明な点やご意見がありましたら、検索セントラル ヘルプ コミュニティから、または Twitter でお知らせください。クロールの統計情報レポートのドキュメントもぜひご覧ください。新しいレポートでできることについて詳しく紹介しています。