Looker Studio で Search Console のデータと内部データを統合する

2023 年 3 月 22 日(水曜日)

Search Console は、Google 検索におけるウェブサイトのパフォーマンスに関するデータを提供しています。このデータは、Looker Studio(旧データポータル)で利用できます。Looker Studio でダッシュボードを作成することで、パフォーマンスをモニタリングして確認できます。

Search Console の外部でパフォーマンス データを分析することの利点の一つは、サイトに関する技術情報やビジネス情報などのさまざまなソースからのコンテキスト情報をレポートに追加することで、データを拡充できる点です。パフォーマンスを分析する際は、組み合わせるデータソースが多いほど、目標の達成に役立つ要因を詳細に理解できます。その結果、データを使用して的確な意思決定を行えるようになります。

Looker Studio に用意されているデータの統合機能を使用することで、Search Console を含む複数のデータソースに基づいて、グラフ、表、コントロールを作成できます。以下の動画「Looker Studio で Search Console のデータをモニタリングする」では、データを拡充する方法の例をご紹介しています(4 分 42 秒 から)。

データ統合を作成する詳細な手順ガイドについては、Looker Studio ヘルプセンターをご覧ください。主なステップの概要は次のとおりです。

  1. Search Console プロパティと、Looker Studio で統合するデータの両方のデータソースを作成します。
  2. 作成したデータソースの一つが含まれるレポートに移動し、表またはグラフを選択します。設定メニューに [データの統合] オプションがあります。クリックするとインターフェースが表示され、そこでテーブルを既存のデータソースに結合できます。
  3. クリックしてテーブルを結合し、作成したデータソースを選択したら、クリックして結合条件を設定します。複数の結合演算子が表示されます。詳しくは、BigQuery のドキュメントをご覧ください。
  4. 一致するフィールドを選択してテーブルを結合します。

Search Console のデータ統合が表示された Looker Studio のインターフェース

これを複数のテーブルに対して行えば、Search Console では利用できない情報でダッシュボードを拡充できます。工夫次第でさまざまな使い方が可能です。

各ディメンションを拡充するために使用できるアイデアを以下にご紹介します。

  • URL に関する情報を追加する: URL に関するデータ(ページカテゴリ、実装されている構造化データ、ページ テンプレート、コンテンツの種類、著者など)を追加します。
  • クエリクラスタを作成する: テーマ別にクエリをモニタリングする場合、テーブルを結合して、どのクエリがどのグループに属しているかを定義することで、内部の定義に基づいてクエリをモニタリングできます。
  • 国ごとに予算をトラッキングする: ユーザーが世界中に存在し、国ごとに異なる予算を設定している場合、パフォーマンス結果と合わせて予算をモニタリングすることをおすすめします。

ご不明な点がございましたら、Google 検索セントラル コミュニティまたは Looker Studio コミュニティからお問い合わせください。