検索結果によりよいタイトルを

2012年1月27日金曜日

Google の検索結果において、タイトルは重要な位置を占めています。タイトルは一行目に表示され、検索をした人はそのタイトルをクリックしてそれぞれのページにたどり着きます。そのため、そのページが何を表しているか一目でわかるように、具体的でわかりやすいタイトル(およびスニペット用にメタ ディスクリプション)を付けることをウェブマスターの皆様には常々お勧めしてきました。

ユーザーにどのようなタイトルを見せるかを決めるために、Google では多くのシグナルを利用しています。もしウェブマスターの方が <title> タグを使っているならば、基本的にはそれをタイトルに用います。しかしどのような検索キーワードに対しても常に <title> タグに書かれているものをそのまま表示してしまうと、ユーザーにとってはそのタイトルは検索キーワードと関連性が低いように見えることもあるかもしれません。そのような場合にそのページが検索キーワードと関連性が高いものであると気づいてもらうため、Google では代わりのタイトルを生成するアルゴリズムを利用することがあります。Google のテストでは、ほとんどの場合においてこれらの代わりのタイトルの方が元のタイトルよりも検索キーワードに対して高い関連性を示しました。また、これらの代わりのタイトルを使用することによりタイトルのクリック率は大幅に向上しており、検索をするユーザーとウェブマスターの皆さんの双方に役立っていました。これが Google が代わりのタイトルを表示する理由の半分です。

もう一方で、HTML 内に何もタイトルがなかったり、そのページを表すようなタイトルがウェブマスターによってつけられていない場合にも代わりのタイトルは表示されます。例えば、タイトルが単純に「ホーム」と名づけられている場合、タイトルはそのページの内容を表してはいません。また、1 つのサイトのページ内でまったく同じ(またはほぼ同じ)タイトルが使われているという問題もよく見られます。最近では、不必要に長かったり読みにくかったりするようなタイトルを簡潔でわかりやすいものに置き換える、という試みも行われています。

よりよいタイトルやメタ ディスクリプションの書き方、代わりのタイトルを生成する時に使われるシグナルに関しての詳しい情報は、「 サイトのタイトルと説明の変更 」というヘルプ記事をご覧ください。また、Google ではウェブサイトのタイトルが改善できそうなことを発見した場合はウェブマスター ツールの「HTML の候補」という項目でウェブマスターの方にお知らせする取り組みも行っています。こちらはウェブマスター ツールの左側のメニューの「診断」からご覧ください。

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