2018 年 9 月 4 日(火曜日)
本日は Search Console にとって重要な節目の日となります。このたび、新しい Search Console はベータ版を終了します。この数か月、新しい Search Console のレポートと機能を続々と発表してきましたが、本日さらに、手動による対策レポートと、最近リリースした URL 検査ツールの「Test Live」機能をリリースいたします。
新しい Search Console に関する進展
Google は今年の初めに新しい Search Console をリリースしました。それ以来、お寄せいただいた多くのフィードバックに対応し、URL 検査ツールなどの新機能を追加し、主要なレポートと機能を移行するといった取り組みを行ってきました。新しい Search Console の特長は次のとおりです。
利用できるデータの増加:
- インデックス カバレッジ レポートで、ウェブサイトのコンテンツの状態を正確に把握できます。
- パフォーマンス レポートで、過去 16 か月間の検索アナリティクス データを確認できます。
- リンクレポートで、自分のサイトへのリンクやサイト内リンクについての情報を確認できます。
- URL 検査ツールで、任意の URL のクロール、インデックス登録、表示に関する情報を、Google インデックスから直接取得できます。
アラートの改善と新しい修正フロー:
- 自動アラートを受け取り、クロール、インデックス登録、AMP、モバイル ユーザビリティ、レシピ、求人情報に関する問題の影響を受けるページの一覧を確認できます。
- 修正が必要と思われる場合は、レポートに HTML コードが表示されるようになりました(該当する場合)。
- 組織内の関係者と情報を迅速に共有し、修正を促進します。
- 問題を修正したら Google に通知します。Google はページを確認し、問題が修正されたかどうかを検証して、検証結果の詳細なログを返します。
簡素化されたサイトマップとアカウント設定の管理:
- サイトマップを送信して、サイトの構造を Google に伝えます。
- インデックス登録用に個々の URL を送信します(後述)。
- アカウントに新しいサイトを追加し、ユーザーを招待して管理します。
ベータ版の終了
以前の Search Console の機能のうち、新しい Search Console ではまだ利用できないものもありますが、ごく一般的なユースケースは、新しい Search Console において改善された形でサポートされています。同等の機能が新旧両方の Search Console に存在する場合、Google のメッセージでは新しいバージョンにユーザーを誘導します。また、古いレポートにリマインダーのリンクを追加します。古いレポートは、妥当な期間が経過した後に削除されます。
以前の Search Console から新しい Search Console に移行する方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。改良が加えられたレポートの一覧や、一般的なタスクの実行方法などを確認できます。
手動による対策とセキュリティの問題に関するアラート
サイトに関する重要なアラートを見逃さないよう、手動による対策とセキュリティに関するアクティブな問題は、新しいコンソールの [概要] ページに直接表示されます。また、新しい Search Console では手動による対策レポートのデザインが新しくなりました。このレポートでは、保留中の手動による対策の詳細を確認して、必要に応じて再審査リクエストを提出できます。
URL 検査 - ライブモードとインデックス登録のリクエスト
数か月前にリリースされた URL 検査ツールを使用して、公開版のページで検査を実施できるようになりました。ページ内の問題をデバッグして修正したり、報告された問題がページ内に残っていないか確認したりできます。公開版のページの問題を修正したら、ページの再クロールとインデックス登録を Google にリクエストできます。
改善の取り組みは続く
お寄せいただいた貴重なフィードバックは、Search Console の改善に向けた取り組みに活用させていただきます。従来のコンソールと新しいコンソールは簡単に切り替えられるため、必要な機能がなくても、数回クリックするだけで旧バージョンに戻すことができます。新しい Search Console には、引き続き既存のレポートとツールを移行するだけでなく、魅力的な新機能も追加していく予定です。